株主優待【三越伊勢丹 VS 高島屋】株価・配当編

高島屋の歩き方

この記事では、株主優待(株主優待カードの利用により買物代金が10%割引)のある三越伊勢丹高島屋について、買うならどちらがおススメなのか?株価と配当の面で比較します。

まず、参考までにわたし個人の保有についてです。
三越伊勢丹の株式は三越と伊勢丹の統合前の伊勢丹だった頃の約20年前から保有しています。
高島屋については2018年に単元株数変更(1000株→100株)と株式併合(2株→1株)に伴う見直しで、従来の5分の1の投資額で株主優待の権利を得られるようになり、それを機に株式を購入しました。

それ以来、店舗では新宿伊勢丹と新宿高島屋、そして各オンラインストアを中心に株主優待を利用しています。

百貨店の株主優待に興味のある方、どちらの優待にしようか迷っている方は是非読んでいただきたい内容です。

株価(今は買い時?)

現在の株価は?

(株)三越伊勢丹ホールディングス(3099)の最新の株価はこちらから

(株)高島屋(8233)の最新の株価はこちらから

銘柄コード 銘柄 株価(※) 単位
3099 (株)三越伊勢丹ホールディングス 1,422円 100
8233 (株)高島屋 1,930円 100

※2023年3月7日終値

まず株主優待の権利を獲得するためは最低単位の100株を購入する必要があります。

現在の最低購入金額
(株)三越伊勢丹ホールディングス 142,200円
(株)高島屋 193,000円

(株)三越伊勢丹ホールディングス株価の推移

三越伊勢丹の10年間の推移によると、最安値はコロナ禍の2020年7月頃で500円割れ、最高値は2015年7月の2400円付近です。

直近1年は徐々に下値を切り上げて上昇しています。

(株)高島屋株価の推移

高島屋の10年間の推移によると、最安値はコロナ禍の2020年で700円割れ、最高値は2015年の2,500円付近です。

直近1年は徐々に下値を切り上げて上昇しています。

権利日

いつ買ったら株主優待の権利はもらえるの?

今年(2023)の具体的な日程は以下の通りです。

銘柄コード 銘柄 権利確定月 権利付最終日
3099 (株)三越伊勢丹ホールディングス 3月/9月 2023年03月29日
8233 (株)高島屋 2月/8月 2023年02月24日

高島屋は2月24日に、三越伊勢丹は3月29日に株を保有していれば優待がもらえます。
翌日に売却しても権利はもらえますが、優待権利落ち日には株価変動のリスクがあります。

権利日には優待以外に配当もつきます。

配当

配当はもらえるの?

(株)三越伊勢丹ホールディングス

2023/03期会社予想によると1株あたり12円で、配当利回り約0.84%です。
一般的にいう高配当株ではありません。

(株)高島屋

2023/02期 会社予想によると1株あたり24円で配当利回り約1.24%です。

 

現在は低金利のため銀行に預金しておくよりお得です。しかし、株価も配当も今後変わらないということはなく、この先株価がどうなるかは予測できません。

例えば、株価が買値の半分になるかもしれませんし、逆に倍になるかもしれません。そしてJALのような破綻がおきないとも言い切れませんので、それを踏まえての株式投資になります。

しかし、三越伊勢丹と高島屋に投資をして、長期で株主優待を受け続けることによりお得に暮らせることは楽しいものです。

最後に、どのくらいお得になるのか?限度額の比較です。

優待限度額

1年間にいくらまで優待が使えるの?

両社、株主優待カードの提示により買物代金が10%割引になります。 (利用限度額の範囲内)

銘柄 優待獲得株数 利用可能上限額(※)
(株)三越伊勢丹ホールディングス 100株以上300株未満 30万円
(株)高島屋 100株以上500株未満 60万円

※年2回の権利を獲得した場合の1年間の限度額

高島屋
2月と8月の株主に、年に2回(5月、11月)30万限度額のカードが送付されます。有効期限は11月末と5月末です。

三越伊勢丹
3月の株主に30万限度額のカードが送付されます。(6月下旬送付、有効期限翌年7月31日まで)
9月に新たに株主になった場合は、15万円の限度額のカードが送付されます。(11月下旬送付、有効期限翌年7月31日まで)

 

株価と限度額の比較

三越伊勢丹15万投資 一年間に30万の買い物をした場合に10%割引で3万お得

高島20万投資 一年間に60万の買い物をした場合に10%割引で6万お得

結論

<買うタイミングについて>

買いたいときが買い時です。そして、買うなら早いほうがいいです。
その理由は、長期で保有すればするほど得になるからです。

わたしの取得価格については両社とも現在は含み益がありますが、コロナ時はマイナスでした。
しかし、下落時も優待目的の長期保有前提なので特に問題にはしていません。

株主優待目的で長期保持をする場合、すぐに売却するわけではないので長い目で見て下さい。

権利確定日の2月末(高島屋)と3月末(伊勢丹)までに買うと今年の6月~7月には優待カードが届くので、夏のセールとお中元に利用できます。

<どちらの株主になるか>

それぞれメリットデメリットがあります。

もちろん三越と伊勢丹派の方は三越伊勢丹で、高島屋派の方は高島屋で迷うことはないです。

例えば、私の場合、以前は新宿伊勢丹で主に買い物をしていたため、伊勢丹の株を家族で2名義もっていました。2名義あると限度額が2倍になるからです。

現在は三越伊勢丹と高島屋の両方を保持して上手に使うようにしています。

つまりわたしの一番のおすすめは三越伊勢丹と高島屋の両方の株主になることです。

実際使ってみた三越伊勢丹と高島屋の優待の詳細は以下の記事からどうぞ

注)株式投資はリスクがつきものです。最終的な決定は、ご自身の判断でお願い致します。

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